甲状腺、副甲状腺、副腎疾患を専門外来として担当しています。甲状腺では機能低下の橋本病、機能亢進のバセドウ病に対して薬物治療を行います。
手術対象は甲状腺癌(乳頭癌、濾胞癌)の手術、縦郭内甲状腺腫など周辺臓器を圧迫する大きな腫瘍の摘出、また、カルシウム値の異常を来し骨粗鬆症や腎臓結石の原因となる原発性副甲状腺機能亢進症では腫瘍化した副甲状腺の摘出、さらに腎不全に関係した続発性甲状腺機能亢進症の手術である副甲状腺全摘を行います。
副腎腫瘍である原発性アルドステロン症、褐色細胞腫、クシング症候群を呈する腫瘍摘出は腹腔鏡による内視鏡手術を実施いたします。
甲状腺機能低下と不妊との関係が明らかになっています。不妊治療では甲状腺ホルモンの測定が必須になっています。
出血壊死による腫瘍急速な増大に対処します。
副腎腫瘍である原発性アルドステロン症は、高血圧患者の3.3%から10%で200万から400万人と推定されています。
症状は高血圧と低カリウム血症を来し、血圧の薬が2~3種類まで処方されている方は、血液検査(アルドステロン、レニンの測定)、副腎CTあるいはMRI検査を勧めます。
初診の患者さんは、採血検査、レントゲン検査、超音波検査を行いますので、早めの時間の受診をお願いします。
現在、予定されている休診はありません。